こんにちは。FORUMの大原です。
まだまだ厳しい寒さが続いていますね・・
私は恥ずかしながら、朝あたたかい布団からなかなか出られない毎日です(/ω\)
でもきっと「冬は布団から出ると寒くて、なかなか出られない」というのは、共感する人がたくさんいると思います…!
一見冬だから寒いのは当たり前と思いがちですが、暖房をかけなければ「家の中でも寒い」という環境は、当たり前のことなのでしょうか?
最近では、住宅性能を高めるために「高気密高断熱」を推している住宅も増えてきました。
たしかに高気密高断熱というのは、夏は涼しく冬は暖かい家をつくるためには大切なポイントとなります。
しかし実は、それだけでは十分とは言えないのです…!
では、どういった工夫をすればいいのでしょうか?
タイトルにもある通り、「雑木の庭」は心地よい空間をつくるのに大きく貢献します。
今回の記事から複数回にわたって、雑木の庭の魅力をお伝えしていこうと思いますので、ぜひお付き合いいただけると嬉しいです(^^)
さて早速ですが、今回は「夏を涼しくする木々の力」についてお話したいと思います。
先ほど冒頭にも書いたとおり、建物を高気密高断熱にしても、夏の強い直射日光や、コンクリートなどの地面からの照り返しにより、室温は上がってしまいます。
もし家の周りに木を植えたら、どうでしょうか?
©photograph_Takuya Yamauchi
木があれば木々の枝葉によって、夏の直射日光を遮り、地面や家の壁面の温度上昇を防ぐことができます。
日差しを遮ることで涼しくなるというのは、おそらく容易に想像できますよね。
ですが、実は木を植えることで生まれるのは、涼しさだけではないのです!
木を植えて日差しを遮ると涼しくなるということは、日なたと木陰に温度差が生まれるということです。
暖かい空気は、下から上へ流れます。
反対に、上にあった木陰の冷気は下りてきます。
このように、木を植えることで空気の循環つまり「風」を発生させることができるのです!
森の前や木がたくさんある公園の前を通ると、ひんやりとした空気を感じるのは、気のせいではなかったんですね(´―`)
©photograph_Takuya Yamauchi
そして、当たり前ですが忘れてはいけないのが、木は植物であるということ。
小学生の頃に習った記憶がありますが、葉は光合成をして酸素と水蒸気を放出します。
この水蒸気を出す活動は、日光にさらされた葉の温度が上がりすぎないように、木が自ら調節しています。
つまり、暑い夏ほどたくさん水蒸気を放出しているのです。
木陰が涼しいのは、単に日陰だけが理由なのではなく、葉が水蒸気を出すことによる冷却効果が大きいからなんですね。
これが理由で、樹木は「天然のエアコン」と言われることもあるみたいです!
©photograph_Takuya Yamauchi
お庭に木を植える、というのはお家やお庭を素敵にするだけでなく、暮らしをより健康的で快適なものにすることにも繋がります。
なんだか新しいことのような気もしますが、かつての家は、木を活かして快適な環境をつくるのが当たり前でした。
次回は、昔の家がどのように木を活用していたのか、紐解いていきたいと思います!
ではまた次回お楽しみに(^^)/~~
※本ブログに掲載の写真画像は全国各地のGARDENS GARDEN ネットワーク加盟工務店が施工した物件を撮影したものを同ネットワーク全体の広告宣伝のために使用しているものであり、当該物件が特定の工務店等の施工物件であることを保証するものではありません。