あけましておめでとうございます。
今年も細々とではありますが、ブログを更新していきますので、どうぞよろしくお願いします(^^)
最近はやはり冬ということもあり、とても乾燥していますよね。
その乾燥が原因なのか、家で育てている観葉植物が少し元気のない様子に…。
植物が枯れてしまう原因は色々あると思いますが、実は”水のやりすぎ”が1番多いという噂を聞いてから「あまり水はやりすぎないように」と注意をしていました。
ただ、どれくらいが”水のやりすぎ”で、どれくらいが”水が足りない”のか判断するのって難しいですよね。。
ですが今どき便利なもので、水やりチェッカーというものがあるんです。
一目見ただけで土が乾燥しているのか潤っているのか分かるのですが、管理がとても楽だし、何より安心して水やりができるようになったのが嬉しい…!
ちなみに水やりチェッカーは結構前からあるみたいなので、今さら何を言ってるんだ…と思う人がいたらすみません(/ω\)
さて余談はこれくらいにしておいて、、今回も樹木を紹介したいと思います!
皆さん「カラタネオガタマ」という植物を聞いたことはありますか?
少し嚙んでしまいそうな名前ですが、バナナのような甘い香りのする花を咲かせ、自然に樹形が整い管理しやすいことなどから、公園や生垣など実はとても身近にある樹木です。
◆カラタネオガタマの基本情報
科名・属名 モクレン科・オガタマ属
分類 常緑小高木
樹高 3m~5m
原産地 中国南部
開花期 4月~5月
◆カラタネオガタマの特徴
初夏に直径3cmほどの小さな花を咲かせ、バナナのような香りがすることから、英名ではバナナブッシュやバナナツリーと呼ばれています。
実際には、バナナの香りをすっきりさせたような爽やかで甘い香りがします。
花は小さくあまり目立ちませんが、その香りで開花に気づくほど、開花中は爽やかな香りが周囲に漂います。
花は1~2日で散ってしまいますが、次から次へと開花するので、1週間以上は楽しむことができます。
薄めの黄色をした花を咲かせるものが多いですが、品種によっては深めの赤や紫の花をつけるものもあります。
代表的な品種である「ポートワイン」は、花の色が赤ワインに似た濃く深い赤をしています。
このポートワインは他の品種よりも香りが高いという特徴があるため、より香りを楽しみたい人にもおすすめです。
葉にはツヤがあり、若い枝や葉柄には褐色の細かい毛がびっしり生えています。
またカラタネオガタマという名前は、「唐種(からたね)」つまり、中国から来たオガタマノキという意味で付けられたようです。
ただし、オガタマノキは日本原産の高木で、カラタネオガタマとは近い仲間ですが別種です。
◆カラタネオガタマの育て方や管理のポイント
–植え付け・植え替え–
植え付けは、乾燥の激しい真夏や寒さの厳しい冬を避けた、春か秋に行うのが最適です。
黒土と腐葉土や完熟した堆肥を混ぜた土を使います。
植え付けた後は、たっぷりと水やりをして、ぐらつくようであれば支柱を添えるのもいいでしょう。
植え替えは、2~3年に1回行い、用土の通気性をよくします。
–置き場所–
日当たりの良い場所から半日陰程度の場所が適しています。
まったくの日陰では花付きが悪くなるため、午前中に日が当たり、午後からだんだんと日陰になるような場所が理想的です。
寒さにやや弱いため、真冬の冷たい風が抜けるような場所への植栽は避けましょう。
–水やり–
地植えの場合は、根付いてからは降雨だけで水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。
–肥料–
2月頃に寒肥、開花後の6月頃にも肥料を与えます。
有機質肥料(園芸用として市販されている固形の油かすなど)を施しましょう。
カラタネオガタマは根の先端部分から栄養を摂取するので、幹の周囲ではなく根が伸びているあたりに肥料を置くと、効率よく栄養を吸収します。
–剪定–
カラタネオガタマは自然に樹形が整う樹木のため、基本的に剪定の必要はありません。
剪定する場合は、翌年の花芽をつけ始める前の開花後に、混み合った枝や伸びすぎた枝を中心に最低限の剪定を行いましょう。
–病害虫–
基本的に病害虫の心配はありませんが、枝が混み合っていると風通しが悪くなりカイガラムシが発生することがあります。
カイガラムシを見つけたときは、ブラシなどで木から払い落としましょう。
今回はバナナのような香りのする「カラタネオガタマ」をご紹介しましたが、他にも良い香りのする樹木はたくさんあります。
お庭に樹木を植えることでその見た目だけではなく、香りを楽しむこともでき、ふとした瞬間に幸せな気分を味わうことができます(^^)
自分の好きな香りの植物を見つけたら、ぜひお庭に植えてみてはいかがでしょうか?