こんにちは。FORUMの大原です。
芝生の上を裸足で駆け回ったり、寝転んだり…
自然を身体全体で感じるような体験を子どもができるお庭をつくりませんか?
©photograph_Takuya Yamauchi
ふかふかの芝生はやさしい踏み心地でリラックスできるので、大人もついついひと休みしたくなります。
そんな誰もが好きな芝生ですが、手入れが大変そう…と思われるかもしれません。
ですが、実はそれほど手入れ自体は難しくありません。
どのような手入れや管理が必要なのか、ポイントをご紹介していきます!
◆芝刈り
芝生の管理の基本は、やはり芝刈りです。
真夏は月に2~3回、春や秋は月に1回くらい刈り込むことにより、芝が密になって雑草が生えにくくなります。
もし芝が伸びすぎた状態になってしまった場合、一気に短くすると成長点まで刈ってしまい枯れてしまうこともあるので、何回かに分けて徐々に芝を短くするようにしましょう。
また、刈る方向は変えたほうが刈り跡が残りません。
◆サッチ
サッチとは枯れた芝の葉や、芝刈り後に残った刈りかすのことをいいます。
サッチがたまってしまうと芝に日光が当たらなくなり、通気性が悪くなります。
すると病害虫が発生しやすくなり、水分や養分の吸収も悪くなります。
芝刈り後には、熊手などでサッチをしっかりかき出すようにしましょう。
◆目土
目土とは、芝の上に薄くふりかける目の細かい土のことです。
目土には排水性のよい山砂や川砂を使いますが、ホームセンターなどで芝生の目土用の土が売っています。
目土入れをすることにより、生育を促進する効果があるので、芝が芽吹く3~6月に芝生のくぼんでいるところや芝の密度が足りないところに目土を撒きましょう。
芝刈り後、サッチを取り除いた後にも薄く撒くようにしましょう。
◆水やり
芝生を管理するうえで、水やりは欠かせません。
水不足になると葉の緑が失われやがて枯れてしまうので、乾燥してきたらたっぷりと水をあげましょう。
◆エアレーション
エアレーションとは芝生に穴をあけ、空気を入れて酸素を与えることをいいます。
芝を張って2~3年経つと、根詰まりを起こし地面が固まって酸素不足になるので、年に1回はエアレーションをしましょう。
生育期の6~8月に10cm間隔、深さ5~7cmくらいの穴をあけ、目土を入れてならします。
しばらくは乾燥しやすくなるため水やりを多めにやりましょう。
◆エッジ
花壇との境目や建物の際などは、5cmくらいの隙間をあけて芝を剥ぎ取ります。
放置すると伸びすぎてしまうからです。
特に適期というのはありませんが、生育期ではなく園芸作業の少ない冬の間がおすすめです。
◆肥料
芝張りした年は特に必要ありません。
4月に粒状の芝生専用の肥料を撒き、生育期には7~10日に1回の頻度で液体肥料をあたえます。
◆雑草
雑草は早いうちに、手で根から抜いてしまいましょう。
一度雑草がタネをつけてしまうと、後から取り除くのは手がかかります。
手作業が大変な場合は薬剤を使うといいでしょう。
雑草発芽前に散布するタイプと、発芽後に散布するタイプがあります。
◆病害虫
主な病気は「さび病」「パッチ病」です。
梅雨ごろから9月によくみられます。
「さび病」は、葉に斑点が出る病気でサプロール乳剤などの殺菌剤を散布します。
「パッチ病」は、芝生の一部が褐色に枯れてくる病気でベンレート水和剤、ダコニール1000などの殺菌剤散布が必要です。
また主な害虫はコガネムシやヨトウムシで、スミチオン乳剤散布が効果的です。
上記は、必要な手入れや頻度がまとまったカレンダーです。
ぜひこちらも参考にしてみてください。
今回、芝の手入れについて細かくご紹介しましたが、書いてある内容を完璧にやろうとするとかなり大変そうに感じると思います。
ですが、心配はいりません。
完璧に手入れされていない芝だとしても、芝は元気に根付いていきます。
芝の手入れに高いハードルを感じるのではなく、芝と一緒に雑草を刈り取ってしまうくらいの気軽な気分でぜひ取り入れてみてください♪
※本ブログに掲載の写真画像は全国各地のGARDENS GARDENネットワーク加盟工務店が施工した物件を撮影したものを同ネットワーク全体の広告宣伝のために使用しているものであり、当該物件が特定の工務店等の施工物件であることを保証するものではありません。