こんにちは。FORUMの大原です。
先日施工が完了した物件にフェニックスロベレニーというヤシ科の植物を植えました。
最近では、南国の雰囲気があるお庭を演出するために、ヤシの木を置きたいというご要望が増えています。
ヤシの木の中では育てやすい品種ということで、今回はフェニックスロベレニーについて特集していきたいと思います!
◆フェニックスロベレニーの基本情報
科名・属名 ヤシ科・フェニックス属
樹高 2~4m
原産地 インドシナ
開花期 6~7月
別名 シンノウヤシ
◆フェニックスロベレニーの特徴
病害虫に強く寿命が長いことから、「フェニックス(不死鳥)」という名前になったそうです。
名前のとおり樹齢は100年以上で、比較的低温にも強く、耐陰性もある丈夫なヤシなので庭木としておすすめです。
フェニックスロベレニーは初夏になると白い花を咲かせます。
花言葉は「躍動感」で、葉が元気よく四方に広がる様子から名付けられたそうです。
この花言葉が今後の活躍に期待する方にぴったりということで、開店祝いなどで贈り物としても選ばれています。
参照:フラワーパークかごしま 花図鑑「シンノウヤシ」
同じヤシの仲間には、樹高が10mを超えるものも多い中で、フェニックスロベレニーは大きくなっても2~4mなので、とてもコンパクトです。
また、まっすぐに伸びる幹もそれほど太くならないため、お庭に植えるのに向いている品種です。
フェニックスロベレニーといえば、大きな葉も特徴的です。
葉は鮮やかな緑色をしており、しなやかで美しいのでフラワーアレンジメントとしても使用されています。
もし剪定の際に状態の良い葉があれば、捨てずにアレンジメントを楽しんでみるのもいいですね(^^)
参照:フラワーパークかごしま 花図鑑「シンノウヤシ」
◆フェニックスロベレニーの育て方のポイント
・日当たりと風通しの良い場所を好み、南国の植物なので強い日差しにも耐性があります。
ただし真夏の直射日光は葉焼けすることもあるので注意しましょう。
・ヤシ科の中では耐寒性があり、最低0℃まで耐えることができますが、
雪や霜にあたると枯れる恐れがあります。
・生育期の春夏は、水をどんどん吸収して新しい葉を出すので、水やりは毎日やりましょう。
水やりの時に、葉水もしてあげると美しい葉が保てます。
冬は水をやりすぎると、根腐れを起こす可能性があるので注意しましょう。
・剪定時期は5~10月の生育期です。
この期間は新しい葉が出てきて外側の古い葉が枯れていきます。
古い葉は垂れ下がってしまうので、葉の付け根から剪定しましょう。
なお葉の付け根には鋭いトゲがあるので、ガーデングローブなどをして怪我をしないように
注意が必要です。
・ハダニやカイガラムシが付きやすく、放っておくと栄養を吸い取られてしまいます。
見つけ次第、すぐに駆除するようにしましょう。
葉水で病害虫を防ぐこともできるので、こまめに葉水をやることが必要です。
フェニックスロベレニーの特徴を知ると、一見管理が難しそうなヤシの木の中でも比較的育てやすい品種であることがお分かりいただけたかと思います。
南国風のお庭だけでなく、最近流行りのアメリカ西海岸風のお庭も、フェニックスロベレニーが植えてあるだけでその雰囲気を作り出すことができます。
鹿児島は日本国内でもフェニックスロベレニーを育てやすい暖かい環境であり、南国の雰囲気が似合う地域でもあると思うので、ぜひお庭に取り入れてみてはいかがでしょうか♪