こんにちは。FORUMの大原です。
8月も後半になりましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。
夏の花といえばヒマワリを思い浮かべると思いますが、実は他にも夏に咲くきれいなお花はたくさんあります。
ということで、今日は夏のお花について特集していこうと思います(^^)/
◆サルスベリ(百日紅)
サルスベリは夏から秋にかけて、鮮やかな紅色やピンク、白などの花を次々と咲かせます。
枝の生育にばらつきがあるので、漢字で「百日紅」と書くように、長い間開花する落葉樹です。
日当たりのよい場所に植えれば初心者でも育てやすい花木なので、お庭に植えてシンボルツリーとして楽しむことができます。
またサルスベリは木肌にも特徴があり、樹皮が剥がれ落ちるとつるつるとした白い木肌が現れます。
このつるつるした木肌が、サルが木に登ろうとすると滑って落ちてしまうことから「サルスベリ」と名付けられたそうです。
◆ノリウツギ
アジサイの仲間で、アジサイは6月に花が咲きますが、ノリウツギはアジサイの見ごろが終わる7月に花を咲かせます。
また花の形状は、アジサイが手まり状であるのに対しノリウツギは円錐形をしています。
花の色はやや黄色がかった白色で、葉っぱは鮮やかな緑色をしています。
半日陰でも育ち手入れもあまり必要ないため、初心者にもおすすめの花木です。
ノリウツギという名前は、ウツギに見た目がよく似ていることと、昔は和紙をすくための糊としてノリウツギの樹液を使っていたことが由来だそうです。
◆ヒマワリ(向日葵)
夏の風物詩であるヒマワリは、夏の青空の下元気に咲く姿が好きな人も多いと思います。
太陽が移動することによってヒマワリも花の向きを変えることから、「日廻り(ひまわり)」と呼ばれるようになったそうです。
野生のものは60種類以上あると言われており、毎年花を咲かせる品種もありますが、ほとんどは芽が出て花が咲いてタネができた後に枯れてしまう一年草です。
またヒマワリといえば、草丈の高いものをイメージしがちですが、品種改良によって草丈の低い品種もあります。
ヒマワリはこぼれダネでも増えるほど強い植物なので、初心者でも種まきから育てて楽しむことができます。
◆ラベンダー
ラベンダーといえば皆さんもご存知のとおり、その香りの良さや効能からアロマオイルをはじめ様々な用途に使われています。
主に春~初夏に花を咲かせ、花茎を伸ばしてその先端に小さな花を穂状にたくさん付けます。
花色は淡紫~濃紫、白などがあります。
20種類以上あるとされており、北海道のラベンダー畑で有名なイングリッシュラベンダーなどは、高温多湿が苦手です。
ですが、耐寒性や耐暑性は系統によって大きく異なるので、育てる環境によって品種を選びます。
◆キキョウ(桔梗)
キキョウは6月頃から秋まで花を咲かせる、日本でも古くから秋の七草の一つとして親しまれている植物です。
「バルーンフラワー」という英名は、風船のように蕾が可愛く膨らむ様子からきており、青紫色をしている星形のお花が特徴です。
花色は、青紫色のほかにも淡いピンク色や白色もあります。
実は野生のキキョウは、現在ではほとんど見られなくなっており、絶滅危惧種に指定されています。
キキョウは真夏日でも生育が衰えないため、-10℃でも影響を受けない丈夫な植物です。
◆ハス(蓮)
ハスはその独特な花や葉っぱが美しく、観賞用にも食用にもなるため世界中で育成されている水生植物です。
ハスの根茎は、日本人にも馴染みの深い蓮根(レンコン)です。
ちなみに他国では食用部分として蓮根だけでなく、葉から茎まで食べるそうです。
泥の中から出てきて美しい花を咲かせることから、仏教では汚れのない花とされています。
ハスの葉は円形または楕円形で薄く、長い葉柄をもち水面上1.5m以上になります。
桃色や白色の花は、葉よりさらに上まで花茎を伸ばして咲きます。
7~8月頃に見ごろを迎え、ハスの花は短命なため花びらが開きはじめてから3~4日で散ってしまいます。
また午前中に咲いた花は午後には閉じてしまうので、満開の花を観賞したい場合は、朝7~9時頃がおすすめです。
様々な種類の花が咲く春が終わっても、夏に花を咲かせる植物もたくさんあることを知っていただけたのではないでしょうか。
夏の暑さで気分が乗らない日もあると思いますが、そんな暑い中でもきれいに咲く花を見れば癒されると思います(^^)
ぜひお庭に取り入れるなどして、夏も植物とともに暮らしてみてはいかがでしょうか。