こんにちは。FORUMの城です。
先日、また新たに弊社が施工を担当したお庭が完成しました!
少しずつですが、弊社が心を込めて施工したお庭が増えていくのはとても嬉しい気持ちです。
そんな心を込めたお庭、植える植物ももちろんこだわっています!
今回もたくさんの植物を植えました(^^)/
・アオダモ
・ハイノキ
・ジューンベリー
・カレックス
・ニューサイラン
・ヤマアジサイ
・ビバーナム
・マホニアコンフューサ
・エゴノキ
さて、皆さんは「エゴノキ」という樹木をご存知でしょうか?
公園など実は意外と身近な場所に植えられていて、シンボルツリーとしても人気の樹木なんです!
そんなエゴノキの特徴や魅力、名前の由来、育て方のポイントなど、たっぷりご紹介したいと思います。
◆エゴノキの基本情報
科名・属名 エゴノキ科・エゴノキ属
分類 落葉高木
樹高 7~8m ※庭植えの場合
原産地 日本、中国、朝鮮半島、台湾、フィリピン
開花期 5月~6月
別名 チシャノキ、ロクロギ
◆エゴノキの特徴
樹高は7~8m、大きなものは10mを越す高さまで、赤褐色の樹皮を持つ幹を伸ばして生長します。
5月~6月になると、葉っぱの付け根あたりから茎を伸ばし、下向きに真っ白な花をたくさん咲かせます。
花色は白が主流ですが、ピンク色の花を咲かせる品種もあります。
エゴノキの花は鈴型で、風が吹くとくるくると回りながら散っていく可愛らしい姿も見せてくれます。
エゴノキは春に若葉が芽吹き、それから花が咲くので、新緑と花を同時に楽しめる庭木です。
葉は楕円形で、縁に細かなギザギザがあるのが特徴です。
◆エゴノキの実
エゴノキの実は、夏から秋にかけて実ります。
果実の皮には、エゴサポニンという有毒物質を含まれているそうです。
噛むと苦味があることから、「えぐい」という方言がなまって「エゴノキ」となったと言われています。
また、若い実を水の中ですり潰すと白く濁って泡立つことから、かつては石鹸の代わりとして使われていました。
そのため、「石鹸の木」「サボン」といった呼び名もあるそうです。
そんな果実ですが、ヤマガラなどの野鳥は好んで食べます。
ヤマガラは器用に皮を両足で押さえてくちばしで割り、中の実だけを食べるそうです。
取り出された実は発芽率が高く、春には新芽が出て次の命に繋がります。
エゴノキとヤマガラはお互いに支え合っていると分かると感慨深いですね(´―`)
◆エゴノキの育て方のポイント
・暑さにも寒さにも強いので、北海道南部から沖縄までの広い地域で育てられます。
夏の直射日光が当たる場所は避け、日向~半日陰に植えましょう。
・エゴノキは、水はけ、保水性の良い肥沃な土壌を好みます。
植え付け前に腐葉土で肥沃な土壌にしておきましょう。
・エゴノキは庭木として根付いてからは、水やりの必要はありません。
自然の雨に任せます。
ただし、乾燥に弱い一面もあるので、夏など乾燥が続いた時には水やりをしましょう。
・エゴノキアブラムシが寄生してしまうと、葉に虫こぶができることがあります。
見つけ次第、枝を剪定するようにしましょう。
・剪定は冬の落葉期におこないましょう。
剪定をしすぎると樹形が崩れてしまうので、混み合った枝や、日が当たりにくい枝、
横に広がり過ぎた枝を整理する程度で十分です。
いかがでしたでしょうか?
エゴノキは自然な樹形の美しさから、ナチュラルな雰囲気のお庭にぴったりの庭木です。
丈夫であまり手間もかからないので、初心者の方にもおすすめです。
シンボルツリーで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください(^^)