みなさん、こんにちは!広報の三島です。 寒さもより一層増してきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、12月某日に行ってきた熊本研修の様子をお届けします。
最初に訪れたのは、熊本県阿蘇郡南小国町にある「FIL」と「喫茶 竹の熊」。
株式会社Forequeが企画・運営されていて、2024年にJR九州主催「九州観光まちづくりAWARD」賞を受賞した注目のスポットです。
「FIL」では、タボレッタポプリ作りと施設見学をさせていただきました。タボレッタポプリとは、火を灯さないアロマキャンドルのようなアイテムで、小国杉から抽出したエッセンシャル オイルとドライフラワーを組み合わせ、自由な発想でデザインしていきます。自分だけの香りとデザインを楽しむ作業に、スタッフ全員が夢中になりました。
タボレッタポプリを制作した後の施設見学では、タボレッタポプリ作りでも使用したエッセンシャルオイル(精油)を抽出するファクトリーや製材所、小国杉を活用した縦ログ工法の建築(建設中)を案内していただきました。
“「Foreque」代表•穴井さんのお話を伺わせていただく機会も設けていただきました。
穴井さんは地場産業が衰退している実情を目の当たりにして、このままではダメだという想いを持って、先人が紡いできた小国杉を軸に地域活性化へとつながる新たな事業展開をスタートされたとのこと。世の中に訴えかけるようなブランドを作るため、地域との向き合い方を見直されて、クリエイターをはじめとした人脈づくりをして、様々な建築物や作品の視察に飛び回られて、多大な努力をされたことが伝わってきました。
地域やものづくりに対する深い愛と地元を元気にしたいという強い想いが形となり、地域活性化につながっていると実感しました。”
“今回の研修で最も楽しみにしていた『喫茶 竹の熊』。
昔ながらの風景や人の生活を感じる田園風景を残していきたいという想いで、田園風景の延長として水面に建築された施設です。”
※喫茶 竹の熊
美しい景色や洗練された空間、そして心に響く風景のすべてに深く感動しました。一つひとつが特別で、言葉では表しきれないほどの素晴らしさでした。自然素材を大切にするため水場の下地にコンクリートを使わないなど、様々な創意工夫とこだわりが感じられました。また、この素晴らしい建築を地域の人々(学生さん含めて)と一緒に作りあげていった過程にも心奪われました。さらに、自然光や風を最大限に活かした設計で、四季の移ろいや自然の美しさを感じられる空間が広がっていました。電気やエアコンを使わない工夫も、自然と共にある暮らしを教えてくれました。電気がないため、閉店時間は決まっておらず「日」が沈み、暗くなったら閉店するというのもユニークで、また切ない気持ちにもさせてくれるなんとも不思議な感じでした。
“次に訪れた「グリーンライフ・コガ」では、普段は社長が行う樹木の買付けに同行しました。多くの樹木を見ることで一つ一つ違う顔を見せる植栽についてもっと知りたいという想いが強くなりました。
ちょうど紅葉がキレイな時期でもあり、葉っぱの絨毯が私たちを出迎えてくれて自然の美しさやあたたかさを感じることができました。”
その後、グリーンライフ・コガの古閑社長が長年培ってきた知識や経験、樹木や地域に対する想い等のお話を伺わせていただく機会を設けていただきました。
古閑社長から、阿蘇神社の活性化にと樹木を寄付されたり、経験に基づく庭づくりの方法など、本やネットでは得られない貴重なお話を伺いました。その深い知識と経験にはただ感服するばかりでしたが、少しでもその想いや技術を吸収し、自分の中に生かしていけるよう努めていきたいと強く感じました。
2月にオープンするインテリアグリーンのSHOPにもこれらを取り入れて、会社全体で作り上げていきたいなと思います。すべては、会社が「スタッフ全員に感性を磨いてほしい」という想いから準備してくださったものです。 そんな会社の想いを無駄にしないよう何事に対しても感謝の気持ちを忘れず、自然との調和を大切にした庭づくりを目指していけたらなと思いました。
これからの株式会社FORUMの取り組みにぜひご期待ください ! ( ^ ^ ) !